ご入居が決まったらシラチャでの生活がスタートですね。そこで毎月のお家賃の他に発生してくるのが公共料金です。日本では電気、ガス、水道それぞれの地域で支払先や方法が同じですが、タイの場合物件によって支払い方法や支払場所が異なります。日本より支払いが便利な部分もあるタイの公共料金についてご紹介いたします。
電気
最初に、お住まいになる物件はすぐ生活できるように予め電気が引かれています。日本のように業者に連絡して、などの面倒はありません。
電気代が高くなるかどうかはエアコンの使用量に左右されます。そのため各物件のエアコンの機種、新しいか古いかなどで変わってきます。おおむね天井や壁に埋め込まれているタイプのものは、取り付け型のエアコンに比べると、コストが高くなると考えられています。
一般的な月々の電気代の目安
単身者:2,500~6,000バーツ
ご夫婦:4,000~8,500バーツご家族:6,000~16,000バーツ
電気代の支払い方法
アパートメント、サービスアパートメント
毎月物件から発行される請求書の金額を、物件の管理事務所やレセプションにお支払いいただくか、指定の口座へお振込となります。単位として1ユニット(連続1時間1000ワットで使用した量に相当)につき、5〜7バーツほどで設定されている物件が多いでしょう。
また、サービスアパートメントなどは、物件によってはサービス料の加算、電気代無料や、一定金額まで無料で超過分がでたらお支払いなどの取り決めがあるなど事前のご確認が必要です。
コンドミニアム、ムーバーン・一戸建
電気公社から請求書が送られてきますので、その請求金額をセブンイレブンなどのコンビニや郵便局、銀行窓口でお支払いいただきます。アパートメントやサービスアパートメントよりも割安の設定であり、1ユニットおよそ3.8バーツが多いでしょう。注意点としましては、支払期限が過ぎてしまうと、便利なコンビニでの支払いができなくなり、電気公社へ直接赴き支払わなくてはなりません。電気公社はコンビニのように手数料はかかりませんが、待ち時間が長く、土日祝日が休みでやや不便です。また、タイでは電気代の滞納については猶予なく電気をとめられてしまいますので、支配期限を守ることを心がけましょう。
水道
水道も入居時から使用可能です。事前の別途お申し込みは必要ありません。お支払いは物件事務所への直接支払い、またアパートメントでは家賃と一緒に銀行振込などが多いでしょう。
水道代の算出
各部屋に設置されている水道メーターを月に一度確認し、使用した分のみ支払います。
設定は1ユニット(1000リットル)あたりおよそ16〜20バーツに設定している物件が多いでしょう。
毎月の水道代の目安
単身者:150~400バーツ
ご夫婦:300~600バーツ
ご家族:400~800バーツ
定額支払い
独自設定された定額制の支払い方法があります。各物件の定めた金額を毎月支払います。おおむね800〜1500バーツとなります。
タイの水の水質について
衛生管理面からタイの水道水は飲料水に適さないといわれており、一般的に飲料水はミネラルウォーターを購入されるか、浄水器やウォーターサーバーを設置することが一般的です。デリバリー業者も多く気軽にご利用できます。
タイの水は硬水であるため、日本の軟水と違いタイに来てから肌荒れや髪の毛が傷むなどの影響が出たなどよく聞きます。このような場合は浴室用の軟水器を設置すると改善することが多くあります。
ガス
タイは日本のような都市ガスではなく、一般的にオール電化です。物件によってガスがある場合のみタンク式のプロパンガスを使用します。料金はデポジットが高くてもおおむね1000バーツ以下で、その後はガスを補充していきます。ランニングコストは安価であり、炎の勢いが落ちたら補充します。
電話
電話回線もご入居前に引かれておりますので、新規お申し込みは必要ありません。タイでは通信会社は2社で、これを選択することはできません。電話回線には以下の2つのパターンがあります。
回線が直接お部屋に引かれている
おおむねアパートメントやサービスアパートメントがこれに該当します。請求書が通信会社から届きますので、コンビニ、銀行、郵便局で支払います。月定額の基本料金は税込みで100数バーツ程なのでシラチャ市内の発信は携帯電話よりもはるかに安く利用できます。
内線
主にサービスアパートメントなどがこちらに該当します。物件から発行される請求書の金額をレセプションで支払います。料金は電話局からの請求額に、サービス料金が加えられることが多いでしょう。
インターネット
なくてはならないインターネット。シラチャの物件ではどこも利用可能ですが、日本のように光通信ではなく未だADSL回線が主流です。利用には以下の2種類の方法があります。
物件の共有インターネット
月額制で物件のユーザーネームとパスワードを入手し、Wi-Fi接続して利用します。家賃に含まれている場合もあります。速度は速くないため、お仕事でデータ通信などされる場合は独自に契約することをおすすめします。
プロバイダと直接契約
前述のようにお仕事でデータ通信などが必要な場合はプロバイダとの直接契約をおすすめします。プロバイダに申し込みむと、スタッフが部屋に来て接続作業を行います。プロバイダご利用を希望される場合は、業者選択の可否からセットアップ弊社で手配可能ですので、ご相談ください。
日本語放送のテレビ
タイでは地上波が無料で視聴可能ですが、タイ語であるため、日本人が視聴することはほとんどないでしょう。タイで視聴可能な日本語放送は「NHKプレミア」(日本語放送)と「NHKワールド」(英語放送)の2つとなります。視聴は賃料に含まれている場合から数千バーツ支払うことで視聴可能となる場合があります。その他、通信会社のTrueには衛星放送チャンネルがあり、日本語放送視聴可能なパッケージプランなどがあります。