アパート（アパートメント）

アパートは日本でイメージする木造モルタルなどのマンションより劣る物件ではなく、物件全体を1人のオーナーで管理している形態を指します。この種別は日本人駐在員に最も人気が高く、日本人の入居率が50％を超える物件も多くあります。 物件には管理オフィスが設けられており、管理はスタッフで行われるため対応が早く、トラブルの時など部屋によってオーナーが異なるコンドミニアムのように何日も対応がおくれるなどのストレスがありません。定期的にペストコントロールという害虫駆除が行われ、共有スペースは清掃によってきれいに管理されているので気持ちよく利用できます。支払い関係は家賃、光熱費、水道料金は物件管理の窓口や、アパートの指定口座に振り込みます。管理事務所は大体物件入り口付近に窓口があり、物件のトラブル時や家賃・光熱費の払込について対処します。

サービスアパート

サービスアパートは名前の通りアパートにサービスが付いた種別をいいます。アパートと同じく1人のオーナーによって物件全体が管理されており、ホテルと形態が同じことからサービスアパートもホテルの検索サイトではリストに入っています。サービスの内容は、ルームメイク、ランドリーサービス、朝食などホテルと同等であるため、ホテル暮らしをしている感覚と言えるでしょう。家具や寝具、テレビや洗濯機などの家電や調理器具など必要なものが予め設置されているので、カバンひとつで生活をスタートさせることができます。家賃はサービスが付いているため他の物件種別に比べると高めです。しかし、契約が簡単なことや、提供されるサービス内容や管理面などを考えると、結果的には負担が軽減されている分お得な条件となる場合があります。

コンドミニアム

日本でいう分譲マンションのような形態のコンドミニアムは、オーナーが部屋によって異なります。そのため各部屋オーナーの好みが反映されたインテリアやレイアウトになっています。物件によっては家賃以上に高級インテリアがあったりなどお得な部屋に当たる場合もあります。家賃については比較的部屋のつくりに対して割安であることが多いため好まれる物件種別がコンドミニアムです。 しかし管理面については注意が必要です。オーナー自ら管理と対応をするため、オーナーによってはトラブル時の対応が遅かったり、エアコンの故障などの際に原因が賃借人側にあるのではないかなどの疑いをかけられるなどの問題が起こるケースがあります。ただ、逆の場合もあり、良いオーナーに当たればとても快適な状態を保つことができます。 家賃の支払いは、オーナーの口座に直接振り込みとなります。光熱費等は電力会社やセブンイレブン、水道料金は物件管理事務所、インターネットは各通信会社それぞれに支払います。

ムーバーン

タイ語でいう「ムーバーン」は、一軒家が集合した団地のような形態です。シラチャでは純粋な一軒家よりこのムーバーンがほとんどです。ムーバーンの特徴はエリア一帯が管理されているため部外者が入りにくく、セキュリティー面が強化されています。また、敷地面積が広く、子供の遊び場やプール、ジムなどのファシリティが充実しています。